この世の男が、
オレ1人だったらよかったのに。

キミの瞳に映る男が、
オレ1人だけならよかったのに。


そしたらこんな醜い気持ちなんか、知らないまま生きていけた。






15.オレを見てよ 前







こじらせていた風邪も、イルカさんやカカシさんの看病でずいぶんとよくなった。
ナルトくんたちも、お見舞いに来てくれてカカシさんに事前に言われていたのか
ナルトくんがサスケくんに突っかかっていくことも、サスケくんとサクラちゃんががナルトくんに突っ込むこともなく・・・・。


って結局最後の方はいつもの調子の3人だったけど。




久しぶりに会ったムサシくんも、とやかく言うことはなかったけど心配はしてくれていたみたいだ。



「・・・・本当にもう外に出てもかまわないのか?」



先ほどから何回目になるだろう、ムサシくんは私に確認してくる。

「だからもう大丈夫だって〜。もう熱だってないんだよ?」
胸の前で両手を握りしめて元気さをアピールする


の大丈夫はあてにならん。」

ふい、とムサシくんは横を向いて。
そのまま任務へ出る準備をしているカカシさんのもとへと向かって行った。


「もーすぐそれ。本人が大丈夫だって言ってるのにー。」



「カカシ。」

「んー?」

はあぁ言ってるが、本当にもう外に出して大丈夫なのか?」


そこへ遅れてが到着した。


「ムサシくんてば〜〜心配しすぎだよー。」
何日も家に籠りっぱなしだったは、いい加減うんざりしているのか外に出たそうで表情がうずうずしている。


「ハハハ、ムサシはしばらく仲間外れにされてたから拗ねてんだよねー?」
しゃがみこんで、ムサシくんの頭を撫でながらそう言うカカシさん。


「なっ///?!!そ、そんなわけないだろう!」


あはは、ムサシくんったら真っ赤になってかわいいvv

撫でられている手から逃れ、不機嫌そうに頭上の主を睨んでいた。
しかし、そんなムサシの威嚇もカカシにはまったく通用しないようで。


「えー違うの?」

「違うわ!!」


そんなムサシを可哀想だが可愛く思ったは、カカシと同じ様にムサシの視線に合わせるようにしゃがみこんだ。


「違うの?私はムサシくんに会いたかったな。」



うっ・・・///ったく・・・こいつは。



「・・・心配には、心配だったさ。でもいくら忍犬だからって、風邪ひいてるお前にしてやれることなんてほとんどないだろ。」


視線を反らしながらそう言うムサシくんの横顔は照れながらも、やっぱり拗ねているようで。
いくら訓練された忍犬っていってもやっぱりそこは感情を抑えきれないんだね。


はそんなムサシがうんと可愛く、そしてそこまで心配してくれたことが嬉しかった。


「ありがとvvその気持ちだけでじゅうぶんだよ。今日からまたよろしくね?」

「・・・あぁ。」


ムサシがようやく納得したところでカカシはそろそろ時間だ、と立ち上がった。
その後ろにとムサシが玄関までの道のりをついて歩いた。


「じゃあ、いってきます。」

「はい、お気をつけて。」


ん、やっぱいつものお見送りがないとね。

久々の玄関でのなんでもないやりとりが、カカシにはなによりも幸せだった。


「ムサシ、のことよろしくね。」

「あぁ、任せておけ。」




こうして始まる朝の2人と1匹の日常となった見慣れた風景は、これから先も当たり前のようにずっと続いていくものだと。




少なくともこの時の3人は思っていた。




「さーて、久しぶりにおもいっきり家事でもしますか!!!」

はうでまくりをして気合いをみなぎらせているが。・・・・本当に大丈夫なんだろうな。
病み上がりだというのに、こいつときたら。


まったく。


、あんまり張りきりすぎるなよ。」

「・・・・。」


「なんだ。」

は俺をじっと、見つめたまま動かない。



「・・・ムサシくんて、お父さんみたいだね?」




・・・・・オイ。


ムサシは心の中では激しく突っ込みながらも、言われてみれば事に関しては心配性な自分がいることに気がついた。
ただ、それを素直に口に出す気にもなれず。


「俺は犬だ。人間の娘などもつか、バカ。」


そう言い捨てて、ムサシはいつもの日向ぼっこに向かった。


「あ〜〜ばかって言ったなー。ムサシくんが心配性なのがいけないんでしょう!」


まだまだ話し足りないのか、後については俺の隣に座った。


「別にお前だって負けず劣らずの心配性だろ?」

「そ、そんなこと・・・ないもん。っていうか、ムサシくんてホント犬だと思えないよねぇ〜。」

「どういう意味だ?」
前足を組んでのせていた頭を持ち上げて、ムサシはわずかに上にあるの顔へと視線を向ける。


「いやームサシくんと仲良くなればなるほど人間くさいな〜と思って。あ!忍術とかで人間の姿にはなれないの?」

「まぁー・・・なれんこともないが。」

「え!マジで!?」



やっぱ言うんじゃなかったかな。


の目がキラキラと輝いて見えるのは、気のせいではないはずだ。

「今やって見せろとか言うなよ?」


と言うことは、無理だということで。期待したはあからさまにがっかりした。

「えーなんで。いーじゃん、見たいんだもん。ムサシくんの人間変化。」



・・・そんなもん、見てどうするんだ。


悪態をつきながらも、わかりやすくブーブーとむくれるにムサシは思わず笑ってしまった。

「・・・っぷ、くくく・・・。」

「あ!ムサシくん私のことガキだとか思ったでしょー?」

「ん?なんだ、違うのか?」

「し、失礼ね!ちがいますー。ムサシくんが人間の姿になったらどんだけかっこいいのかなって気になっただけですー。」

まるで子どものような言いぐさに、ムサシはますます笑いをとめられずにいた。


かっこいいって、・・・どんな認識してんだこいつは。


ムサシがあまりにもクスクスと笑うので、最後の方はも違う意味で拗ねてしまったのだが。


「まぁ、とにかくだ。」

「ん?」


「少なくとも今は無理だ。人間への変化はチャクラを使いすぎるからな、カカシからの呼び出しが来たときに困る。」

優しく、諭すようににムサシはそう告げる。


「あーそっか。そうだよね、カカシさんに呼び出されて行ってもムサシくんがへばってたら意味ないもんね。」


・・・・・。


「お前、その手には乗らんぞ。」

「あ、バレた?」

「ふ、俺がそんな安い挑発にのるか。」


ちぇーと言いながら、本当に残念そうにしているを見ると、ムサシはやはり自分の甘さを認識せずにはいられなかった。
そんな自分の姿に苦笑しつつも。


「カカシがいる時にでも見せてやるよ。」


「えへへvやーっぱりムサシくんて、優しいね。」

「だがお父さんはやめろ。」


「んー・・・じゃあ、お兄ちゃん?・・・でもなーやっぱりあたしん中ではお父さんぽいと思うんだよね〜。」

「・・・・・。」


「お、・・・怒った?」

「怒ってない。まぁ、・・・・いい。の好きにすればいいさ。」


そんな俺の発言に、は「ほーらやっぱりそういう、結局甘いところがお父さんみたいなんだよ。」などと言っていたが。



まぁ、こんな娘なら・・・悪くはない。



結局は認めてしまっているムサシであった。





いつもなら、午前のうちにあらかた済んでしまう家事も風邪で寝込んでいたせいでたまっていたために
午後のおやつ時にやっと、納得できるところまで終えることが出来た。


こっちに来てから、家事が嫌いじゃなくなったよなー。


カカシさんが必要最低限をこなしてくれていたにしても、やはり彼には任務がある。
その上自分の看病までしてくれていたのだから、少しくらい家事がたまっていたからといって文句など出るはずもない。

ましてや、以前は好きでもなんでもなかった家事全般がちょっとずつ好きになってきていることに今日改めて気がつき
はそんな自分に驚いていた。


「さーて、やっと終わったし。」


もくもくと家事をこなしていくがやっと一息ついたのを見て、ムサシが近寄ってきた。

「出かけるか?」

「うん、今日はこの前のお礼も兼ねてちょっとイルカさんのところに行こうと思って。」

じゃあ、アカデミーか受付だな。そう言って、ムサシはの準備が出来るのを待った。





「ん〜〜。やっぱ久々の外の空気はおいしいなぁーvvv」

空気を胸いっぱいに吸い込みながら、おもいっきりのびをする
その姿は、太陽の光をたくさん浴びて空へとむかって成長していくひまわりのようだ、とムサシは思った。

彼女が笑えば、そこら中に花が咲く。
自分の心に。




きっと、カカシの心の中にも。




もうすぐ夏も、終わるがな。

道端に咲いているひまわりが、夏が終わり種をおとして枯れてしまっても。
隣にいるひまわりのようなはきっと、枯れない。

いつまでも、日の光を浴びてその分眩しい笑顔を花咲かすのだ。


単純に、
そうただ単純に。


その笑顔が見たいから、俺はを守ろうと思ったんだ。





アカデミーにてイルカの居場所を尋ねると、以前とはまた違った忍の人が今日は受付の方にいると教えてくれた。

親切にも呼びに行ってくれると、その人は申し出てくれたが
さすがにそう何度も呼びつけては目の前の彼にもイルカさんにも申し訳ないと思ったは、
受付の場所はわかるので自分で行くと言ってお礼を述べつつもその場を後にした。




「こんにちは。イルカさん」


明るいその声に導かれて、イルカはそっと顔を上げるとそこには想い人であるがいた。

さん!もう、出歩いて大丈夫なんですか?」

心の隅では、以前の彼女に告白したシーンが蘇るも。
意識しだしたら照れてしまってそれどころではなくなるので、イルカは心の声は完全に無視することにした。



「すみません、お忙しいところをわざわざ。」


やはり受付ではどうあっても同僚たちの視線を集めてしまうことに、イルカはいたたまれなくなって
少し休憩、と称してをその場から連れ出した。

「いえ、あそこじゃおちおち話も出来ないですからね。」

そう言って爽やかな笑顔を浮かべながら、私を気遣ってくれるイルカさんは好青年そのもので。


なんか、こっちの世界の人って基本的に優しいしかっこいいよなー。


なんて、本人たちの想いなどつゆ知らずはそんなことをイルカとアカデミーから少し離れたところを、2人と一匹でのんびりと歩きながらものんきに考えていた。

「あの、今日はお礼を言いに来たんです。」

「お礼、ですか?あーもしかしてこないだの?」
イルカはやっぱりあれこれ思い出して、とムサシに気づかれないように隠れて少し照れた。

「はい、おかげ様で風邪もすっかりよくなりましたし!もう外も出歩いていいだろうってことでイルカさんにお礼言わなくちゃって、思って。」

「いやー別に大したことも出来ませんでしたし。わざわざご丁寧にありがとうございます。」

あの後、イルカのもとにはきっちりと報酬が支払われた。
それがカカシからだと思うと、受け取りたくはなかったのだが。

それに、休みだと言って彼女に嘘をついてることもチクリとイルカの良心を痛めていた。


「いえ、やっぱり風邪の時って色々大変ですから。イルカさんに看病してもらってすっごく嬉しかったんですよ?」

さんは、嬉しかったと言った。
助かった、ではなく


嬉しかった、と。


そんな些細なことが、イルカの心を簡単に躍らせていた。

「それで私思ったんですけど、お礼になにかさせて貰えません?あんまり得意なことって少ないんですけど、出来ることならなんでもしますし。」

「え?いや、そんな!いいんですよ、さんが元気なのが一番ですから。」

さらっと、そんな台詞をはきながら爽やか風をふかすイルカには、少しめげそうになったが。


ん〜〜やっぱり、でも。


「あの、でも」

がそういいかけた時、遠くから自分たちの名を呼ぶ声が聞こえてきた。


「イルカせんせー!!!ねーちゃんも!!」

たたた、と駆ける音がしたかと思ったらはやくもその人物は隣にいるイルカさんの懐へと飛び込んでいた。




「「ナルト(くん)!!」」



「へへへvv遠くから2人が見えたから、走ってきたんだってばよ!おームサシも、元気かー。」

イルカさんに抱きつきながらも、全員に声をかけるナルトくん。

「ナルト、お前今日任務じゃなかったのか?」

「もう終わったー。んで、皆で帰ってきたとこだってばよ。」


ってことは。


「ナルト!!アンタ、急に走ってくから何事かと思ったじゃない。」

後から追いついたサクラちゃんがナルトくんをつつく。

「サクラちゃん。元気だったー?」

「あ!さん、イルカ先生も。こんにちは〜。」


そこにようやく現れたカカシと、少し離れて隣を歩くサスケ。


「どーも。」

「カカシさん。第七班の任務、お疲れ様です。」

イルカが目上であるカカシに向かって声をかける。

「ナルトが走っていくからなにかと思えば。イルカ先生とがいたんだね。」

「カカシさん、おかえりなさい。」

まだ家ではないが、任務が終わったのならばここはおかえりだろう、とは少し迷ったがそう言った。
そんなの様子を目を細めて見つめながらも、カカシは「ただーいまv」と言った。



そんな2人の様子を見て、イルカはかねてから決意していたことを実行に移そうとに声をかけた。



さん、」

イルカのただならない雰囲気を感じとったのか、カカシは遮るようにイルカの言葉を己の言葉でかぶせた。


「じゃあ、。一緒に帰ろーか、ムサシも。」


どこか張り詰めた空気は、


言わなくてもその場にいる全員が感じていた。



「あ、えと・・・あの。」

どうしていいかわからずに、が言葉をうまく発せないでいるとイルカが



何も無かったかのように

話のわからないカカシを挑発するかのように、


続きを話し出した。

さん、さっきのことなんですが。」

「え?さっきの・・・あ、はい。」


ナルトくんの登場でうやむやになっていた、さっきのこと。
多分イルカさんは、私がお礼になにかしたいと言ったのを指しているのだ。

「この後、少しお時間いただけませんか?あまり遅くならないようにしますから。」


帰ろうと言ったカカシを一度振り返り、は再び視線をイルカに戻した。


また今度じゃダメですか、と。
そう言えなかったのは、イルカさんが必死な目をしていたからだと思う。


「わかりました、ご飯の準備もあるのであまり時間はとれないですけど・・・。」

さんのその言葉に、カカシさんは眉をピクリと動かしただけで。



「じゃあ、オマエらいくよ。」



ナルト達を引き連れてその場を後にしようと歩きだしたところを、イルカは引き止めて。


「カカシさん。」

「・・・なんです?」


「帰りは俺が責任を持って家まで送りますんで、ムサシも連れてって貰っていいですか?」


あくまでも普段と同じ態度を装って。

「わかりました、のことよろしくお願いします。も、・・・オレのことは気にしなくていーから。イルカ先生とごゆっくり。」


そういい残し、カカシさんはすたすたと歩いていった。

ムサシは、それまでずっと黙っての足元に控えていたが主人であるカカシがああいうのならしかたがない。
「またな。」と言ってカカシの後についていった。

ナルトとサスケは状況がつかめずに、頭の上にはてなをいっぱい浮かべながらもサクラだけは理解していたようで。
俺とさんに意味ありげな視線を送ったのちじゃあ、と2人を連れてカカシさんの後を追って去っていった。



「ハァ〜〜〜。」


カカシ班が見えなくなったところで、ようやくイルカは詰めていた息を吐き出すことが出来た。



わかってたけど、

わかってたけど、やっぱカカシさん怖かった〜〜(涙


なるべくカカシを挑発するつもりで、イルカはあえてああした態度をとった。
殺気まではいかないにしても、わずかながらのあの鋭い気は中忍の自分にはひどく堪える。

っていうか、あれは上忍でもビビるだろ。


「あ、あの・・・」


少し肩の荷がおりたイルカは、ホッとしていたが脇にはがいる。
カカシの微妙な空気を察知したのか、その表情はわずかに固い。


「すみません、さん。急にこんなことになってしまって。」

「い、いえ。で、えーっと・・・私、どうすれば?」

「じゃあ、ちょっとこちらへ。」

イルカはの前を歩いた。も、なんだろうと思いつつもイルカの後を追って少し後ろを歩いた。



ほんの数分歩いてたどり着いたのは、アカデミーと受付のちょうど中間ほどに位置するところで
子どもたちが通う学校が近いせいか木々が生い茂っていた。


そろそろいいかな。



さん。」



足を止めて、イルカはくるりと、を振り返った。

「はい。」

「わざわざ、こんなところに連れてきてすみません。急に時間が欲しいと言ったのも、・・・・実はあなたにお話したいことがあったんです。」



話・・・?


なんだろう、イルカさんは私が異世界から来たって知ってるはずだし。
まさか帰り方がわかったとか?そのことに関して?でも、それなら火影様から直接お話があるだろうし・・・。

ナルトくんのこととかかな?


は見当もつかずに、イルカの話の先に黙って耳をかたむけた。


さんは、今の生活が楽しいですか?」

「え?・・・・あ、はい。さすがに風邪ひいた時は、あれでしたけど。」

一見突拍子もない俺の質問にも、笑顔で答えてくれるさん。


「皆さんに、よくしていただいてますから。」


ふんわりと、心地よい風が2人の間を抜けていく。





「では帰りたいと、・・・今でも、元の世界に帰りたいと思いますか?」




え?

それってどういう、・・・・


「あの、イルカさん?」

は慌てた。


なぜイルカがそんなことを言うのか、

なぜ、


そんな苦しそうな瞳で自分を見るのか。


は今すぐにでも、その場から逃げ出したい気持ちに駆られた。


「お願いです、答えてくれませんか?」

「えと、・・・・・私。・・・私は、」



帰りたい。



初めはたしかに本当にそう思っていた。

元の世界へ、
生まれ育った世界へと。


今は?

明日突然もとの世界に戻ってしまったら?
こうして話しているうちにも、飛ばされてしまったら。

いつしか自分は、そう考えるようになっていた。


それは、この世界から離れるのを惜しいと思っていること以外のなにものでもないことに。
はこの時初めて気がついた。

そして、この世界から離れがたく思う理由を。



どうしても、その答えを導きださねばならないような。



さん?」


自分の問いかけに困った表情を浮かべながらも、その様子は思考の波に深くのまれているようで。

イルカはそっと息を吐いて、をその考えから引き上げた。


さん、すみません。あの、難しいこと聞きましたね。」

「あ!いや、・・・あのー。」


はっきりと、今すぐに帰りたいと。
そう断言できないのがなによりもイルカにとっての答えであって。

イルカはそっと口元に優しい笑みを浮かべた。





「俺は、あなたに元の世界に帰って欲しくない。」





「・・・イルカ、さん?」
その言葉の意図を図りかねて、はただイルカの名を呼ぶ。


イルカは、真っ直ぐに。
目の前に立つの、2つの瞳を見つめた。




「好きなんです、さんが。」



「・・・・っ・・・!!」

はっきりとしたその言葉に、さすがのも理解した。




イルカさんが、


私を・・・・好き?

好きって、そりゃあ私もイルカさんは好きだけど。


さすがにこの状況で、この雰囲気で。
友達として好きだという訳もなく。



イルカの突然の告白に、はただただ驚いていた。







後半へ続く






ついに、イルカ先生が直球ど真ん中に告白ですvv
腹黒認識でも、やっぱイルカ先生はストレートに告白しそうだなーと。
アツイくて爽やかならなおよしvvv

さーてこれに黙っていないのは、もちろんカカシ先生だけではありませんぜw